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「ありがとう」


君は私が生まれるよりも前から働き続けてきた
それは私を育てる為 私を支える為

惜しむ事などなく注がれる愛に
土の匂いを嗅ぎ 空には夢を描き続け
まるで自然に包まれているような安心感の中
私は育った

しかし 君のもとを離れ知った事は
私を包む君の両腕は 手つかずの自然などではなかった
人に汚され ボロボロになりながらも必死で立ち続ける木
傷つき くたびれながらも必死で守り続ける両腕

きっと不安もあった
きっと涙を流した事もあった

でも

君の両腕は 私を不安になどさせなかった

君のその両腕は
辛さを隠し通す強さを持ち
弱さを見せられぬ我慢があった


私は知っている
励ましてもらえる事も怒られる事さえも出来なくなる
そんな別れがあることを

君の顔はもう見る事ができない。
もう二度と見れない。

君に一つだけ言いたい事があったんだ。


「ありがとう」